「踊る」「躍る」の違い/使い分けと用法例

一見同じ意味のように見える「踊る」と「躍る」。読み方が全く同じですし、意味がどう違うのか見えてきませんが、使い方によってのような違いがあるのか例文を見てましょう。

  • 「踊る」「躍る」:(1)手足をあげるなどしてはねる(2)飛び上がる(3)はねあがる(4)はげしく動揺する(5)踊りを演じる(6)舞踊する(7)狂言(水論聟)(8)喜び・驚き・発憤などで動悸が激しくなる(9)わくわくする(10)踊り歩ぶとなる(11)高利貸しなどの貸金で利息が二重になる(12)人の意のままに行動する(13)乱れる

引用:広辞苑

この意味を踏まえて本記事では、「踊る」と「躍る」の違いや使い分けをご紹介していきます。

「踊る」「躍る」の違いと使い分け

「踊る」と「躍る」では大した違いがないように見えますが、使いどころが全く異なります。

  • 踊るとストレス解消になる
  • あまりのうれしさに胸が躍る

パッと見ても「おどる」ことには変わりないように感じますが、「踊る」「躍る」では使う場面がどう違うのかが重要です。

「踊る」は音楽などに乗り体を動かすこと

「踊る」は音楽・リズムに合わせ体を動かすことです。

クラシックバレエや日本舞踊・ヒップホップ・盆踊りなど、曲に乗り体を動かす時のほか、「〇〇の思惑に乗せられ、思い通りに踊らされてしまった」のように、思惑通りに操る・操られる時にも「踊る」を使います。

「躍る」は飛び跳ねる、心がドキドキ&ワクワクすること

「躍る」は飛び跳ねるような躍動感のある動き、心のドキドキ&ワクワク感を表現する時使われます。

釣り上げた魚がピチピチとはねる様子、起こったできごとにおどろき・興奮してる状態、思いもよらぬできごとが起こり、驚きと同時に胸がドキドキ&ワクワク高鳴る、自分にとってうれしいイベントに向け心がときめくを表す時には「躍る」を用います。

「踊る」「躍る」に共通しているのは文字の乱れを表す

「踊る」「躍る」にある共通点は、文字の乱れを表す時使える点。

緊張で手が震えて思うように文字が書けない、長時間文字を書き続けた時など、普段の文字に比べ文字がゆがんでいる状態を表す時「文字が踊る・躍る」と表現します。

「踊る」「躍る」の用法例

「踊る」の使い方 / 例文

  • 今年の運動会ではヒップホップダンスを踊ることになった
  • Twitterの無責任な噂話に踊らされないで下さい

「躍る」の使い方 / 例文

  • 夏休みの出かける予定のイギリス旅行の事を考えると、胸が躍る
  • 部長が左遷されるウワサを聞き、皆が小躍りして喜んだ

「踊る」「躍る」の違いまとめ

「踊る」と「躍る」の違いや使い方についてご紹介していきました。

  • 「踊る」は体を動かしダンスをする、他人を操り動かす・動かされること
  • 「躍る」は飛び跳ね、心がドキドキ&ワクワクしたりと、自分の感情が高まる

のように「踊る」はダンス・特定の相手を意のままにあやつる、「躍る」は飛び跳ねる・飛び上がる、心がドキドキときめく・ゆさぶられる状況の時使うと覚えておけば、使い方を間違うこともありません。

「踊る」「躍る」の違いを理解し、正しい使い分けを目指して下さいね。