「重症」「重体」「重症」の違い/使い分けと用法例

「重症」「重体」「重症」の違い/使い分けと用法例

毎日のようにテレビや新聞のニュースでよく見たり聞いたりしている「重症」や「重体」、「重傷」のそれぞれの違いは次の通りです。

  • 「重症」:重い病気。重い症状。
  • 「重体」:病気・負傷の容態がおもい。
  • 「重傷」:思いきず。大きな負傷。ふかで。

引用:広辞苑

この記事では、「重症」「重体」「重傷」の違いや使い分けをご紹介していきます。

「重症」「重体」「重傷」の違いと使い分け

実際に「重症」「重体」「重傷」を使った例文を見てましょう。

  • 彼の肺炎は相当重症で先日、入院しました
  • 交通事故に遭い意識不明の重体です
  • 階段から落ちて足を骨折するなど全治3カ月の重傷を負いました

共同通信社の記者ハンドブック第13版新聞用字用語集によると、重傷は全治1カ月以上、軽傷は1カ月未満と記載されています。例えば捻挫でも全治1カ月以上であれば重傷となり、1カ月未満であれば軽傷ということになります。

また、救急搬送における重症度・緊急度判断基準作成委員会の報告書によると、重症の定義については「3週間以上の入院加療を必要とするもの以上のもの」とされています。例えば肺炎でも、通院治療であれば軽症の肺炎、入院治療となれば重症の肺炎ということになります。さらに、病気やケガに関わらず生命の危険がある状態であれば重体となります。

大病や重病は病気のみに使いますが、重症は病気のほかにケガについても使います。

「重症」「重体」「重傷」の用法例

「重症」の使い方 / 例文

  • 彼は右足切断の重傷を負いました
  • 彼女の失恋はかなり重症です
重症は病気やケガが極めて重いときに使用します。また、病気やケガ以外にも精神的なダメージを受けている場合にも使われます。

「重体」の使い方 / 例文

  • 追突事故で重体の男性が死亡しました
  • 池に落ちた園児は、いまだに意識不明の重体です
重体とは命にかかわるような思い病気やケガのことで重態と書くこともあります。

「重傷」の使い方 / 例文

  • 全治6カ月の重傷です
  • ケンカをした際、全治2カ月の深手を負いました
重傷とは、命に別状はないのですが、単純な骨折から障害が残る可能性が高いもを含め全治1カ月以上のケガのことです。

「重症」「重体」「重傷」の違いまとめ

「重症」「重体」「重傷」の意味をなんとなく理解していた方も多いと思います。

  • 「重症」:重い病気。重い症状。
  • 「重体」:病気・負傷の容態がおもい。
  • 「重傷」:思いきず。大きな負傷。ふかで。

全治1カ月以上の病気やケガは重傷、1カ月未満は軽傷になります。例えば捻挫でも全治1カ月以上であれば重傷となり、1カ月未満であれば軽傷ということになります。また重症と呼ばれる場合は3週間以上の入院加療を必要とするもの以上の病気やケガとなり、重体は病気やケガに関わらず生命の危機がある状態を指します。それぞれの違いを理解して正しく活用しましょう。