「~ので」と「~から」はどちらも理由や根拠、原因を述べる接続助詞として使われています。それぞれの違いを区別するポイントを簡単に表すと次の通りです。
- 「~ので」:客観的表現
- 「~から」:主観的表現
この記事では、さらに「~ので」と「~から」の違いや使い分けをご紹介していきます。
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「~ので/から」の違いと使い分け
冒頭で2つの大きな違いは主観的か客観的な視点かで区別すると書きました。この2つの違いは、実際に例文を見るとわかりやすいです。
- 道が混んでいるから、到着が10分ほど遅れます
- 道が混んでいるので、到着が10分ほど遅れます
そしてお気づきかもしれませんが、「~から」という表現は少し砕けたような言い回しになることが多いです。そのため、親しい人、家族や友人などに対して「~から」を使うのは問題ありませんが、取引先や目上の方にはあまり利用しないほうがいいでしょう。
やや硬い表現で公式的な言い回しをするのであれば、「~ので」を使うことをおすすめします。
「~ので/から」の用法例
「~ので」の使い方 / 例文
- 来場の際は当日券販売所が混雑混雑しやすいので、事前に購入お願いします
- 事故で車が渋滞になってしまったので、到着が10分ほど遅れそうです
- もうお腹がいっぱいですので、追加注文は大丈夫です
「~から」の使い方 / 例文
- 寒いから窓を締めてもいいですか
- これ以上は時間が押しているから、そろそろ帰ります
- 天気が悪かったから、あまり楽しくなかった
「~ので/から」の違いまとめ
「~ので」と「~から」の意味は非常によく似ています。
- 「~ので」:客観的表現
- 「~から」:主観的表現
親しい間柄であれば「~から」という砕けた表現を用いても良いですし、最近は統一して「~ので」を利用している人が増えてきています。相手に失礼がないよう、理由や原因を述べる際は「~ので」を活用するのが好ましいかもしれませんね。