「過ち」「誤ち」の違い/使い分けと用法例

なにか間違いを起こしたときに「過ちを犯した」と表現しますが、「誤ち」と使用する例もあります。この二つの言葉の意味は、次の通りです。

  • 「過ち」:①失敗。しくじり。②男女の間に不義の関係が結ばれること。
  • 「誤ち(誤り)」:①まちがい。しそこない。

引用:広辞苑

この意味を踏まえて本記事では、「過ち」と「誤ち」の違いや使い分けをご紹介していきます。

「過ち」と「誤ち」の違いと使い分け

実際に「過ち」と「誤ち」を使った例文を見てみましょう。

  • ちょっとした過ちが、大きな事故につながってしまった
  • 言い誤ちで、相手を怒らせてしまった

この二つの言葉は大変似ており、ほぼ意味も一緒なのですが一般的に使われるの「過ち」が正しい使い方です。一方で「誤ち」は誤った使い方で、「誤り」として使用されることが多いため、間違えないように気を付けましょう。

それでも、「過ち」「誤ち(誤り)」は似て非なる言葉で、言葉のニュアンスは微妙に異なっています。次から詳しく説明していきます。

大きな出来事に発展するような場合は「過ち」

「過失」という言葉にも使われる通り、事件や事故など大きな事象になりうる場合に「過ち」を使います。つまり取り返しのつかない事柄ともとれますね。

それ以外には男女間での不義など、道徳的な事柄に反した行いについて多用されています。

小規模レベルの事柄を指す場合は「誤ち(誤り)」

一方で「誤ち」は、「誤解」、「誤読」などの漢字にも使われる通り、ちょっとしたミスや間違いをおこしたときに使われます。ただ、その場合でも「誤り」という言葉のほうが常用漢字として使われることが多いといえるでしょう。

「過ち」「誤ち」の用法例

実際に「過ち」「誤ち」はどのようにして使われるのか、その例文をご紹介します。

「過ち」の使い方/用法例

  • ほんの出来心で、大きな過ちを犯してしまった
  • たった一度の過ちが、離婚へとつながってしまった

「誤ち」の使い方/用法例

  • 執筆した文章に一部だけ誤ち(誤り)があった
  • 言い誤ち(誤り)が議論に発展した

「過ち」「誤ち(誤り)」の違いまとめ

「過ち」と「誤ち」の使い方についてご紹介してきました。

  • 「過ち」は取り返しのつかない、大きな事象に発展する事柄の場合に使うのが「過ち」
  • 「誤ち」は些細な出来事を表すとき、ちょっとしたミスを表現するときに「誤ち」を使用しますが、正しくは「誤り」として使用

人間ですので、日々生活するなかで時には間違いをおかすことは大なり小なりあることです。それが「誤り」のほうであるように、日々を過ごしていきたいですね。