「重傷」と「軽傷」の違い/使い分けと用法例

「重傷」と「軽傷」の違い/使い分けと用法例

ケガをすると「重傷」や「軽傷」という表現を使いますが、それぞれの言葉の違いは次の通りです。

  • 「重傷」:思いきず。大きな負傷。ふかで。
  • 軽傷」:軽いきず。うすで。

出典:広辞苑

この記事では、「重傷」と「軽傷」の違いや使い分けをご紹介していきます。

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「重傷」と「軽傷」の違いと使い分け

実際に「重傷」と「軽傷」を使った例文を見てましょう。

  • 練習中に足を骨折してしまい全治3カ月の重傷を負いました
  • 散歩中に足をひねってしまいましたが、全治2週間の軽傷です

共同通信社の記者ハンドブック第13版新聞用字用語集によると、重傷は全治1カ月以上軽傷は1カ月未満と記載されています。病気やケガが全治1カ月以上であれば重傷となり、1カ月未満であれば軽傷ということになります。

「重傷」と「軽傷」の用法例

「重傷」の使い方 / 例文

  • 車にはねられ腕や足などを骨折する重傷を負いました
  • 深手を負いましたが、奇跡的に回復しました
「深手」とは、深い傷や重傷のことでは古めかしい言い方になります。また「株価が暴落して痛手を負う」や「失恋の痛手」といったように物質的・精神的に大きなダメージを受けたときに使用する「痛手」という言葉もあります。

「軽傷」の使い方 / 例文

  • 頭部をケガしたものの全治2週間の軽傷と診断されました
  • 交通事故に遭いながらも薄手一つ負いませんでした
「薄手(浅手)」とは軽い傷や軽傷のことで、古めかしい言い方になります。

「重傷」と「軽傷」の違いまとめ

「重傷」と「軽傷」の違いや使い方について紹介してきました。最後に、この記事のまとめとなります。

  • 「重傷」:思いきず。大きな負傷。ふかで。
  • 軽傷」:軽いきず。うすで。

全治1カ月以上の病気やケガは重傷1カ月未満は軽傷になります。例えば捻挫でも全治1カ月以上であれば重傷となり、1カ月未満であれば軽傷ということになります。それぞれの違いを理解して正しく活用しましょう。

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