「青」「蒼」「碧」言葉と色の違い/使い分けと用法例

「あお色」を表現するときに使われる「青」「蒼」「碧」という言葉は、一体何が違うのでしょうか。「青」「蒼」「碧」 の違いは次の通りです。

  • 「青」:よく澄んだ空の色に代表される、赤に対する暗い(落ち着いた)感じを受ける色。〔濃い「青」は三原色の一つ〕
  • 「蒼」:〔木の葉・海・空などの〕深い青色。
  • 「碧」:あおみどり(の色)。

引用:新明解国語辞典

この意味を踏まえて本記事では、「青」「蒼」「碧」 の違いや使い分けをご紹介していきます。

「青」「蒼」「碧」の違いと使い分け

実際に「青」「蒼」「碧」を使った例文を見てましょう。

  • きれいな青い海が広がっている
  • だんだん顔色が蒼くなっている
  • 首相が財務大臣を兼任します

「青」は、色の名前で藍色や緑、水色など青系統の総称です。信号の色をはじめ、晴れた日の空や海、月の光、病気のときの顔色などを表現するときにも使われます。また名詞や形容詞に付く場合は「未熟な」「若い」という意味になります。

「蒼」は、木の葉や海、空のほか、血の気のない顔色や古びている様子、薄暗い月の光の形容に好まれます。例えば、あおい海は「蒼海」、あおぞらは「蒼天」や「蒼空」、たくさんの人を生い茂る草に例えた「蒼生」、あおざめている様子を「蒼然」というようにあおい様子を表現するときに使われます。

「碧」は、青みががった緑色ことをいいます。例えば、青や緑色の玉を「碧玉」、青緑色に澄んでいる水を「碧水」など、青緑色のものを表現するときに「碧」が使われます。

「青」「蒼」「碧」 の用法例

「青」の使い方 / 例文

  • 真っ青な顔色をして立ち尽くしている
  • 青白い月の光が窓から差し込んできた

「蒼」の使い方 / 例文

  • 恐怖で顔が蒼ざめる
  • 鬱蒼と生い茂る草木をどうにかしたい

「碧」の使い方 / 例文

  • 碧い眼をした人形
  • 1つの雲もない碧空を仰いだ

「青」「蒼」「碧」の違いまとめ

「青」「蒼」「碧」の違いや使い方について解説してきましたが、ご納得していただけましたでしょうか。

  • 「青」:よく澄んだ空の色に代表される、赤に対する暗い(落ち着いた)感じを受ける色。〔濃い青は三原色の一つ〕
  • 「蒼」:〔木の葉・海・空などの〕深い青色。
  • 「碧」:あおみどり(の色)

「青」は、三原色の「あお」のことで、青系統の総称。また緑を含む色合いや未熟という意味でも使われます。「蒼」は、草色のような青や海や空のような深い青色のことで、「血の気のない顔色」や「薄暗い月光」の形容に好まれます。「碧」は緑がかった青色のことで、うすい緑色から濃い青緑の色合いを表現するときに使われます。