「意義」「異議」の違い/使い分けと用法例

どちらも「いぎ」と読む「意義」と「異議」ですが、いったい何が違うのでしょうか。「意義」と「異議」の違いは次の通りです。

  • 「意義」:(1)言葉によって表される意味・内容。(2)その事柄にふさわしい価値。値うち。
  • 「異議」:(1)一つの意見に対して、反対または不服であるという意見。異論。異義。(2)法律用語。

引用:大辞泉

この意味を踏まえて本記事では、「意義」と「異議」の違いや使い分けをご紹介していきます。

「意義」「異議」の違いと使い分け

実際に「意義」と「異議」を使った例文を見てましょう。

  • 参加することに意義がある
  • 異議を唱える

「意義」には2つの意味があります。

1つは、言葉によって表される意味。もう1つは物事の持つ価値や重要性です。

例えば、よく耳にする「参加することに意義がある」とは、近代オリンピックの父と呼ばれるピエール・ド・クーベルタン が残した名言ですが、この言葉には「オリンピックで重要なことは勝利することではなく、努力することである」という思いが込められています。オリンピックに参加して、ただ勝てばいいということではなく、勝つために努力することに意義があるということを伝えています。

これが2つ目の「ふさわしい価値や値うち」に相当します。

一方、「異議」とは、違った議論や反対の意見という意味で使われます。例えば、「異議を唱える」とは、相手とは異なる(反対する)見解や異論を主張するという意味です。大相撲で力士が行司に対して物言いをつけたり、待ったをかけたりするシーンを見かけますが、これも立派な「異議を唱える」行為になります。

「意義」「異議」の用法例

「意義」の使い方 / 例文

  • 人生の意義を見出す
  • 重要な意義を持つ
  • 有意義に過ごす

「異議」の使い方 / 例文

  • 異議なし
  • 異議を申し立てる
  • 異議に及ぶ

「意義」「異議」の違いまとめ

同じ読み方の「意義」と「異議」の違いや使い方をご紹介しました。

  • 「意義」:(1)言葉によって表される意味・内容。(2)その事柄にふさわしい価値。値うち。
  • 「異議」:(1)一つの意見に対して、反対または不服であるという意見。異論。異義。(2)法律用語。

「意義」とは、言葉によって表される意味と、物事の持つ価値や重要性という意味の2つの意味を持ちます。一方、「異議」とは、違った議論や反対の意見という意味で使われます。

使い分けに迷ったら、使われている漢字の意味を思い出してみてはいかがでしょうか。「意」は思っていることや考えのほかに意味やわけという意味を持ち、「異」は違っている・異なるという意味です。漢字の意味を理解して間違った使い方をしないようにしましょう。