どちらも同じ読み方の「意外」と「以外」ですが、何が違うのでしょうか。「意外」と「以外」の違いは次の通りです。
- 「意外」:思いのほか。案外。
- 「以外」:①それを除く、ほかのもの。そのほか。 ②ある範囲より外側。↔以内
引用:広辞苑
この意味を踏まえて本記事では、「意外」と「以外」の違いや使い分けをご紹介していきます。
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「意外」「以外」の違いと使い分け
実際に「意外」と「以外」を使った例文を見てましょう。
- 次の停留場でバスを降ります
- 使い方などご教示ください
「意外」とは、予想や期待を見事に破られたという意味で、自分が思っていたことと違うときに使われます。予想と全くかけ離れた結末だったり、全く予想できなかったりしたときなどに使われます。
「以外」とは、それを除いたほかのもの、それより外側になること、まさにそのものだという意味です。例えば、よく間違えやすいのが「北海道の夏は意外と暑かった」「イノシシ肉は意外とおいしい」の意外を以外にしているパターンです。
逆に「水族館以外に行きたいところある?」「京都以外に興味がある場所は?」の以外を意外にしているパターンも多く見かけます。漢字の意味をよく理解すれば間違った使い方は減ると思いますので、しっかりと意味を理解して恥ずかしい間違いを防ぎましょう。
「意外」「以外」の用法例
「意外」の使い方 / 例文
- 意外に早く再会した
- 意外な結末を迎えた
- 意外と平気だった
「以外」の使い方 / 例文
- あなた以外に候補者はいない
- これ以外の選択肢はない
- 自分以外に信じられない
「意外」「以外」の違いまとめ
読み方は同じでも使い方はまったく異なる「意外」と「以外」について紹介しました。
- 「意外」:思いのほか。案外。
- 「以外」:①それを除く、ほかのもの。そのほか。 ②ある範囲より外側。↔以内
「意外」とは、思っていたことと違うときや予想外のことという意味で、「以外」とは、そのほかのもの、それより外側であるという時に使います。