「素足」「裸足」「生足」は呼び方は違いますが、同じ足を示す言葉です。
どこが違うのかなかなか分かりにくいですかと思いますが、「素足」「裸足」「生足」の違いは以下の通り。
- 「素足」:(1)履物をはかない足(2)足袋や靴下をはかない足(3)はだし
- 「裸足」:(1)履物をはかず地上を歩くこと(2)履物・靴下をはかない足(3)素足
- 「生足」: (1)靴下やストッキング、タイツを履かない足(2)脚を表す俗語
引用:広辞苑
いざ「素足」「裸足」「生足」の違いを示せと言われても、明確に答えられる人は少ないもの。この意味を踏まえて本記事では、「素足」「裸足」「生足」の違いと使い分けをご紹介していきます。
「素足」「裸足」「生足」の違いや使い分け
実際に「素足」「裸足」「生足」を使った例文を見てましょう。
- 素足でスニーカーを履く
- 裸足では春先の水は冷たかった
- 生足でミニスカートを履く
パッと例文を見ても分かりにくいですが、具体的な違い・使い分け方をご説明します。
「素足」は足に靴下などを履かず、靴を履いている状態
「素足」は足に靴下・ストッキングやタイツ・足袋などを履かず、靴やサンダルをそのまま履いている状態。
「裸足」は足に何も履かず歩くこと
「裸足」は足に靴やサンダル・ストッキングや靴下・足袋などを履かない素のままの足のこと。
何も足に履かず歩いている状態を指します。
「生足」は靴下やストッキングを身に付けずスカートを履いた足
生足は女性の足の美しさ・魅力を表す俗語で、見た目は裸足と一見変わらないように見えますが、靴下やストッキングスカート(ミニスカート)やショートパンツなどを身に着けた女性に使われるのみで、男性には使いません。
なお、「生足」は「生脚」とも表現されることがありますが、明確な線引きはありません。
女性はスカートやショートパンツの下にレギンスを履くことがありますが、これは足全体が隠れるため生足には当てはまりません。
「素足」「裸足」の違いは地面に足を付けている・いないかどうか
素足と裸足の大きな違いは、足を地面に直接付けている・付けていないかどうかです。
「素足」は靴下やストッキングを身に付けないまま、靴やサンダルを履き地面に触れている状況。
「裸足」は靴や靴下やストッキングなどを履くことなく、直接地面に足の裏を付けている状況です。
「素足」「裸足」「生足」の用法例
「素足」の使い方 / 例文
- 素足でスニーカーを履いたせいで靴ずれができた
- 素足でサンダルと履くと気持ちいい
「裸足」の使い方 / 例文
- 砂浜を裸足のまま愛犬と一緒に走った
- 裸足でコンクリートの上を歩いた
「生足」の使い方 / 例文
- グラビアアイドルの生足が美しい
- 生足をキレイに見せたいので脱毛に通いたい
「素足」「裸足」「生足」の違いまとめ
「素足」「裸足」「生足」の違いや使い方についてご紹介してきました。
- 「素足」は靴下やストッキングを履かず床や地面にいる状態。靴下などを履かず靴やサンダルを履いている時も、足を素足と表現する。
- 「裸足」は靴下や靴・サンダルも履いていない状態で歩くことを指し、元の語源は肌足(はだあし)が元となっている。
- 「生足」はミニスカートやショートパンツなどの色っぽく魅力的な脚に使う造語。
「素足」「裸足」「生足」は使い方ひとつで全く異なる意味になりますから、的確に使い分けましょう。