「元気」「健康」の違い/使い分けと用法例

体に悪いところがない人を「元気な人」や「健康な人」と表現しますが、「元気」と「健康」は一体何が違うのでしょうか。意外と知らない「元気」と「健康」の違いは次の通りです。

  • 「元気」:(1)活動のもとになる気力。また,いきいきとして活力の盛んなさま。(2)体に悪い所がないさま。健康。
  • 「健康」:(1)異状があるかないかという面からみた、からだの状態。(2)からだに悪いところがなく、丈夫なこと。また、そのさま。(3)精神の働きやものの考え方が正常なこと。また、そのさま。健全。

引用:大辞泉

この意味を踏まえて本記事では、「元気」と「健康」の違いや使い分けをご紹介していきます。

「元気」「健康」の違いと使い分け

実際に「元気」と「健康」を使った例文を見てましょう。

  • 元気に歌う子どもたち
  • 健康に気を付ける

「元気」とは体力や休養が十分にあって積極的にものごとをやろうとする気力があったり、体の状態がよくはつらつとしていたりすることです。また「元気」は病気が快方に向かうという意味の古語「減気」(げんき)の変化ともいわれています。「元気」の「元」は「もと」という意味で、「気」は「人の活動の根源となる生命力や精神」という意味を持つことから「元気」は主に精神の状態を表します。例えば、いきいきして気力に溢れている様子を「元気がある」、気分がすぐれなかったり気力がない様子を「元気がない」と言います。

一方、「健康」とは心身ともに健やかで考え方などが健全であることを指します。体に具合の悪いところが見当たらず、気力も十分な状態で、日常生活を問題なく過ごせる状態のことを言います。医学では病気や虚弱をはじめ、肉体的にも精神的にも社会的にも調和のとれた状態にあることを「健康」と呼びます。「健康」の「健」は「体が丈夫ですこやか」、「康」は「心配なことが何もない。やすらか」という意味を持つことから、「健康」は心身ともに良い状態を表し、身体的・精神的に障害や疾患があれば医療機関で診察してもらえます。

「元気」「健康」の用法例

「元気」の使い方 / 例文

  • 子どもと一緒に元気に遊ぶ
  • 悩んでいる友人を元気づける

「健康」の使い方 / 例文

  • 健康上の理由で退職する
  • 健康を維持するためにスポーツジムに通う

「元気」「健康」の違いまとめ

「元気」と「健康」の違いや使い方についてご紹介していきました。

  • 「元気」:(1)活動のもとになる気力。また,いきいきとして活力の盛んなさま。(2)体に悪い所がないさま。健康。
  • 「健康」:(1)異状があるかないかという面からみた、からだの状態。(2)からだに悪いところがなく、丈夫なこと。また、そのさま。(3)精神の働きやものの考え方が正常なこと。また、そのさま。健全。

「元気」とは気力や生命力など精神的な面を表し、「健康」は心身ともに異状がなく健やかな状態なことを表し、障害や疾患があれば医療機関で対応が可能です。「元気」と「健康」の違う点は状態が悪くなったときに医療機関で対応できるかどうかです。例えば、「健康」には健康状態を調べる「健康診断」がありますが、元気かどうかを調べる「元気診断」はありません。似たようなニュアンスではありますが、上記の例文を見てもわかるように「元気」と「健康」は置き換えて使うことができません。使い方に迷ったらこのポイントに注意して使い分けすることをおすすめします。