「金利」「利子」の違い/使い分けと用法例

「利息」という同じ意味を持つ「金利」と「利子」 ですが、一体何が違うのでしょうか。「金利」と「利子」 の違いは次の通りです。

  • 「金利」:(1)貸金・預金に対する利子。利息。(2)元金に対する利子の比率。利率。
  • 「利子」:金銭の貸借が行われた場合、その使用の対価として借り手が貸し手に支払う金銭。利息。

引用:大辞泉

この意味を踏まえて本記事では、「金利」と「利子」 の違いや使い分けをご紹介していきます。

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「金利」「利子」の違いと使い分け

実際に「金利」と「利子」 を使った例文を見てましょう。

  • 金利を引き下げる
  • 借りた金の利子を払う

「金利」とは、預金や貸金(ローン)などにつく利子のことで、「利子」とは、貸した金銭の額に対して支払われる報酬(金銭)のことです。

ちなみに、KDDIと三菱UFJ銀行が共同出資して設立した「じぶん銀行」では、「金利」と「利子」について次のように説明しています。

金利 お金を借りる側が、借りたお金に追加して支払う金額の割合のことをさします。
利子 お金を借りる側が、貸した側に元本に追加して支払うお金のことをさします。利子は、貸し借りした金額に金利をかけて計算されます。

※「利息」は「お金を貸した側が、元本に追加して受け取るお金のことをさします。」と説明してます。

引用:じぶん銀行

「金利」「利子」の用法例

「金利」の使い方 / 例文

  • 金利がかさむ
  • 金利が安い
  • 低金利で金を借りる

「利子」の使い方 / 例文

  • 定期預金についた利子
  • 利子なしでお金を借りる
  • 貸した金に利子がつく

「金利」「利子」の違いまとめ

「金利」と「利子」 の違いや使い方について解説してきましたが、ご納得していただけましたでしょうか。

  • 「金利」:(1)貸金・預金に対する利子。利息。(2)元金に対する利子の比率。利率。
  • 「利子」:金銭の貸借が行われた場合、その使用の対価として借り手が貸し手に支払う金銭。利息。

「金利」とは、預けたり、貸したりした場合に受けとる金銭のことで、「利子」とは借りた場合に支払うお金のことです。同じような意味に感じますが、しっかりと使い分けしましょう。

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