打ち解けて話し合うという意味の「懇談」と「歓談」 という言葉ですが、一体何が違うのでしょうか。「懇談」と「歓談」 の違いは次の通りです。
- 「懇談」:うちとけて話し合うこと。
- 「歓談」:たのしく話し合うこと。うちとけた話し合い。
引用:広辞苑
この意味を踏まえて本記事では、「懇談」と「歓談」 の違いや使い分けをご紹介していきます。
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「懇談」「歓談」 の違いと使い分け
実際に「懇談」と「歓談」 を使った例文を見てましょう。
- 若手議員とベテラン議員が長い懇談をした
- 彼は友人とサッカーの試合について歓談した
「懇談」とは、打ち解けた雰囲気でお互いの事情や立場などを説明しながら話し合うことで、懇談会とは親睦のための話し合いという意味で使われます。「懇談」の「懇」は「心をこめて」や「ねんごろ」という意味を持つことから、進路相談や有識者らの交流の場などのように、目的や議題について打ち解けながらもじっくりと結論を求める話し合いの場合に使います。
一方、「歓談」とは、用事や正式な行事が終わったあとでする打ち解けた談話のことで、「款談」とも書きます。「歓談」の「歓」は「よろこび」や「楽しみ」という意味をもつことから、同窓会や親睦会などのような場所や会合に参加した人同士で気軽な雰囲気の中で打ち解けて楽しく語らう場合に使います。
「懇談」「歓談」 の用法例
「懇談」の使い方 / 例文
- 社長と新入社員の懇談会を設定した
- 首相が懇談会に出席する
- 幼稚園の懇談会に参加する
「歓談」の使い方 / 例文
- 食後の歓談を楽しむ
- 同窓会で旧友と歓談する
- 少しの間、歓談の時を過ごす
「懇談」「歓談」 の違いまとめ
「懇談」と「歓談」 の違いや使い方について解説してきましたが、ご納得していただけましたでしょうか。
- 「懇談」:うちとけて話し合うこと。
- 「歓談」:たのしく話し合うこと。うちとけた話し合い。
「懇談」とは、打ち解けた雰囲気でお互いの事情や立場などを説明しながら話し合うことです。進路相談や有識者らの交流の場などのように、目的や議題について打ち解けながらもじっくりと結論を求める話し合いの場合に使います。
一方、「歓談」とは、用事や正式な行事が終わったあとでする打ち解けた談話のことです。同窓会や親睦会など、その場所や会合に参加した人同士で気軽な雰囲気の中で打ち解けて楽しく語らう場合に使います。
それぞれの意味を理解し、シチュエーションに合わせて「懇談」と「歓談」を的確に使い分けしましょう。