「とおり」「とうり」の違い/使い分けと用法例

読むときにどっちが正解なのか分かりづらい「とおり」と「とうり」ですが、一体何が違うのでしょうか。「とおり」と「とうり」の違いは次の通りです。

  • 「とおり」:【通り】①とおること。②通路。人や車などが通るためのまちなかの道。③往来。ゆきき。④世間に行われること。⑤それと同じ経過をたどれる。また同じ状態にあること。それと同様なこと。⑥方式・様式の種類を数える語。
  • 「とうり」:【道理】①物事のそうあるべきみちすじ。ことわり。②人の行うべき正しい道。道義。

引用:広辞苑

この意味を踏まえて本記事では、「とおり」と「とうり」の違いや使い分けをご紹介していきます。

「とおり」「とうり」の違いと使い分け

実際に「とおり」と「とうり」の違いや使い分けを見ていきましょう。

「とおり」とは

  • 彼の言うとおり~
  • そのとおりです
  • 銀座どおりにいる

上記のような場合は「とおり・どおり」で、漢字で書くと「通り」になります。「新宿通り」や「銀座通り」など名詞として使われるほか、「その通り」「予想通り」など「それと同じ状態もしくは方法である」という意味でも使われます。また通路や道など接尾語的に使う場合は「どおり」と濁ることがあります。さらに「④世間で行われること」の意味で使う場合は、通用や流通、受け入れられること、了解されることという意味で使われます。

「とうり」とは

  • どうりで~だと思った
  • どうりで~なわけだ

「どうり」は漢字で「道理」と書きます。一般的には「世間で正しいと認めた行いの道筋」という意味で使われます。また「どうりで~」という使い方もあります。前から不審に思っていたことの理由やその原因など事情が分かり不審がなくなったという意味で使われます。それから「道理外れ」という使い方をした場合は、理屈に合わないという意味でも使われます。

「とおり」「とうり」の用法例

「とおり(通り)」の使い方 / 例文

【通り】①とおること。②通路。人や車などが通るためのまちなかの道。③往来。ゆきき。④世間に行われること。⑤それと同じ経過をたどれる。また同じ状態にあること。それと同様なこと。⑥方式・様式の種類を数える語。
  • ①の例文:思った通りよくできている。引っ越しの準備が一通り揃った。
  • ②の例文:新宿通りに出て人に道を聞こう
  • ③の例文:台風の影響でいつもより人の通りが少ない
  • ④の例文:彼の態度は世間で通りが悪い
  • ⑤の例文:習った通りにピアノを弾いた
  • ⑥の例文:目的地までのナビは3通りの方法がある

「とうり(道理)」の使い方 / 例文

【道理】①物事のそうあるべきみちすじ。ことわり。②人の行うべき正しい道。道義。
  • ①の例文:そんなことが許される道理はない
  • ②の例文:彼女の行動は道理に外れている

「とおり」「とうり」の違いまとめ

「とおり」と「とうり」の違いや使い方についてご紹介してきました。

  • 「とおり」:【通り】①とおること。②通路。人や車などが通るためのまちなかの道。③往来。ゆきき。④世間に行われること。⑤それと同じ経過をたどれる。また同じ状態にあること。それと同様なこと。⑥方式・様式の種類を数える語。
  • 「とうり」:【道理】①物事のそうあるべきみちすじ。ことわり。②人の行うべき正しい道。道義。

「とおり」は漢字で「通り」、「とうり」は漢字で「道理」と書きます。

「とおり(通り)」は名詞や接尾語として使われるほか、「同じ状態もしくは方法である」という意味で使われます。一方、「とうり(道理)」は、「世間で正しいと認めた行いの道筋」や「理由や原因を理解したり納得したりするとき」に使います。

似たような発音ですが漢字に置き換えると意味が全く異なる「とおり」と「とうり」。いざ発音したり書いたりするときに間違えないように理解して使い分けしましょう。