目上の方に教えてもらいたいときによく使う「ご教授ください」と「ご教示ください」ですが、何が違うのでしょうか。「教授」と「教示」の違いは次の通りです。
- 「教授」:①学術・技術などを教えること。養護・訓練とならぶ教育上の基本的な活動・作用。②大学・高等専門学校などの高等教育機関で、専門の学術・技芸を研究し教える人。その官名または職名。
- 「教示」:教え示すこと。
引用:広辞苑
この意味を踏まえてこの記事では、「ご教授ください」と「ご教示ください」の違いや使い分けをご紹介していきます。
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「ご教授ください」「ご教示ください」の違いと使い分け
実際に「ご教授ください」と「ご教示ください」を使った例文を見てましょう。
- 論文で気になった点があればご教授ください
- 使い方などご教示ください
「ご教授ください」とは、「学問や技芸を教え授けてください」という意味で使われ、「ご教示ください」とは「知識や方法を教え示してください」という意味で使われます。どちらも教えてもらう側から言うことが多いです。
「ご教授ください」「ご教示ください」の用法例
「ご教授ください」の使い方 / 例文
- 先生にご教授いただいたおかげで良い研究ができました
- この機械の使い方をご教授願います
「ご教示ください」の使い方 / 例文
- 明日のスケジュールの詳細をご教示いただけますか
- 何かご要望がございましたらご教示ください
「ご教授ください」「ご教示ください」の違いまとめ
ここまで、「ご教授ください」と「ご教示ください」の違いよ用法例を紹介してきました。最後に、もう一度違いについておさらいしたいと思います。
「教授」:①学術・技術などを教えること。養護・訓練とならぶ教育上の基本的な活動・作用。②大学・高等専門学校などの高等教育機関で、専門の学術・技芸を研究し教える人。その官名または職名。
「教示」:教え示すこと。
「ご教授ください」とは、「特定の専門的な知識を教えてください」という意味になります。会社で誰かに特定の専門的な知識を授けてもらうという機会は少ないかと思いますので、普段のメールで使うときは避けた方がよさそうです。
「ご教示ください」とは、「知識や方法などを教えてください」という意味になります。書類の書き方や社内処理の方法がわからない場合などメールでお願いするときは、「ご教示ください」を使うことをおすすめします。